アミノ酸
アミノ酸は、それ自体が身体の中で重要な働きをすると同時に、
食品タンパク質の栄養価を決定づけてもいます。
◇タンパク質を作る20種類のアミノ酸
自然界には、数百のアミノ酸が有りますが、
タンパク質を作る成分になるのは、わずが20種類です。
アミノ酸の種類
・グリシン・アラニン・バリン・ロイシン・イソロイシン
・セリン・スレオニン・アスパラギン酸・アスパラギン
・グルタミン酸・グルタミン・リジン・アルギニン
・システイン・メトチオニン・フェニアラニン・チロシン
・ヒスチジン・トリプトファン・プロリン
アミノ酸は、体内において、それぞれ特徴的な重要な働きを
するほかに、アミノ酸自身が必要な時には、
エネルギー源になる場合もあります。
しかし、特定のアミノ酸は、取りすぎると、
免疫力低下、体重減少、肝機能障害などを
招く危険性もあります。
◇体内で作る事ができない、9種類の必須アミノ酸
アミノ酸のうち、体内で必要量を作る事ができない
9種類(成人は8種類)は、必須アミノ酸と呼ばれ、
食事から取るひつようがあります。
食品中に必須アミノ酸が1つでも足りないと、
タンパク質としての栄養的価値が下がると言われています。
◇アミノ酸のバランスで、タンパク質の質が決まる
タンパク質の質を評価する指標が「アミノ酸スコア」で、
理想のアミノ酸に対し、
それぞれの食品の必須アミノ酸充足度をあらわした表です。
100以下のアミノ酸を「制限アミノ酸」と言い、
最も低いアミノ酸を「第一制限アミノ酸」といいます。
アミノ酸全体の働きは、最も低いアミノ酸レベルに、
制限されます。
◇アミノ酸の上手な取り方
一般に、たんぱく質の源になる肉・魚・卵・大豆・乳類は、
アミノ酸スコアが良好です。
穀類は、リジンが不足していますが、
リジンが豊富な動物性食品などと一緒にとる事で、
必須アミノ酸バランスが改善され、栄養価が高まります。
多様な食品を同時に食べる事が大切で、
そういった意味からも「主食・主菜・副菜」の
揃ったバランスの良い献立が基本です。
◇主な食品のアミノ酸スコア
食品:精白米
アミノ酸スコア:65
第一制限アミノ酸:リジン
食品:小麦粉
アミノ酸スコア:44
第一制限アミノ酸:リジン
食品:大豆
アミノ酸スコア:86
第一制限アミノ酸:なし
食品:鶏卵
アミノ酸スコア:100
第一制限アミノ酸:なし
食品:牛乳
アミノ酸スコア:100
第一制限アミノ酸:なし
食品:牛肉(サーロイン)
アミノ酸スコア:100
第一制限アミノ酸:なし
食品:豚肉(ロース)
アミノ酸スコア:100
第一制限アミノ酸:なし
食品:鶏肉(胸肉)
アミノ酸スコア:100
第一制限アミノ酸:なし
食品:アジ(鯵)
アミノ酸スコア:100
第一制限アミノ酸:なし
食品:サケ(鮭)
アミノ酸スコア:100
第一制限アミノ酸:なし
食品:アサリ
アミノ酸スコア:81
第一制限アミノ酸:バリン
食品:タコ(蛸)
アミノ酸スコア:71
第一制限アミノ酸:バリン
食品:ピーマン
アミノ酸スコア:68
第一制限アミノ酸:ロイシン
食品:じゃがいも
アミノ酸スコア:68
第一制限アミノ酸:ロイシン
◇主なアミノ酸の種類と働き
アミノ酸には、それぞれ固有の機能があります。
★必須アミノ酸
種類:イソロイシン
働き:成長促進、神経機能や肝機能を高める。筋力強化。
多く含む食品
子牛肉・鶏肉・サケ(鮭)・別府乳・プロセスチーズ
種類:ロイシン
働き:肝機能を高める。筋力強化
多く含む食品
牛肉・レバー・ハム・牛乳・プロセスチーズ
種類:リジン
働き:身体の組織を修復に関与。ブドウ糖の代謝の促進。
多く含む食品
魚介類・肉類・レバー・卵・牛乳・大豆製品
種類:メチオニン
働き:抑うつ症状を改善。ヒスタミンの血中濃度を下げる。
多く含む食品
牛乳・牛肉・羊肉・レバー・全粒小麦
種類:フェニルアラニン
働き:鎮痛作用。抗うつ効果
多く含む食品
肉類・魚介類・卵・大豆製品・チーズ・アーモンド・落花生
種類:スレオニン
働き:脂肪肝を予防する。成長促進
多く含む食品
卵・七面鳥・スキムミルク・ゼラチン
種類:トリプトファン
働き:精神安定、鎮痛・催眠効果、抑うつ症状を緩和
多く含む食品
牛乳・チーズ・大豆製品・種実・バナナ
種類:バリン
働き:成長促進する、筋肉・肝機能を高める。
多く含む食品
子牛肉・レバー・プロセスチーズ
種類:ヒスチジン
働き:子供の成長に必須、神経機能をサポート
多く含む食品
子牛肉・鶏肉・ハム・チェダーチーズ
以上が必須アミノ酸です。
種類:アルギニン
働き
免疫力を高める、筋肉の強化、子供にとっては、必須アミノ酸
多く含む食品
子牛肉・鶏肉・牛乳・エビ・大豆・種実・玄米・全粒粉
種類:アスパラギン酸
働き:新陳代謝を高める、疲労を回復、スタミナを増強
多く含む食品
豆類・大豆もやし・アスパラガス・肉類
ダイエットランキングへ
| 栄養素別の基本

