コレステロール
脂質の一種で細胞膜の構成成分として重要ですが、
血液中に増えすぎると、動脈硬化・高脂血症になります。
◇細胞膜を構成する重要な脂質
脂質の一種であるコレステロールは、脳や神経組織、
肝臓などに広く存在しています。
細胞膜の構成成分として、副腎皮質ホルモン、胆汁酸などの
原料として重要な物質でもあります。
コレステロールは、リン脂質やタンパク質とともに
新水性の「リポタンパク質」を構成して、
血中にも存在しています。
これは、4つに分類されます。
LDLは、コレステロールを肝臓から体の各組織に運び、
HDLは組織中のコレステロールを肝臓に戻す働きをしています。
体に必要なコレステロールの約8割は、体の中で合成されます。
食事から取りすぎたりすると、
体の中での合成量が減るようにうまく調節されています。
LDLとは、低密度リポタンパク質といわれ、
コレステロールの運び役です。
LDLが多いと動脈硬化が進んでしまいます。
HDLとは、高密度リポタンパク質といわれ、
コレステロールの掃除役です。
HDLが多いと、動脈硬化や高脂血症の危険性が下がります。
◇酸化型LDLが動脈硬化を進ませる
血中のコレステロールが過剰になると、
高コレステロール血症を招きます。
中でもLDLコレステロールが増え過ぎると
血管壁に入り込んで、酸化し、酸化型LDLに変化します。
この酸化型LDLが血管壁にどんどんたまると、
動脈硬化が起こります。
さらに、動脈が狭くなると、心臓や脳に負担がかかり、
さまざまな病気を引き起こす可能性が高まります。
◇免疫力が低下すると、血管が弱くなる
血液のコレステロールが低下しすぎると、
細胞膜や血管が弱くなったりし、免疫力が低下するなどの
弊害が起きます。
脳出血やガンを起こしやすくなるとも言われています。
◇上手な取り方
1、コレステロールの吸収を抑制する
食物繊維が多い野菜・海草・きのこなどを充分に取ります。
野菜は、1日350グラムが目標量です。
2、LDLを上昇させる動物性脂肪(肉の脂肪やバター)は
控えめにします。
3、調理に用いる油は、総コレステロール値を下げ、
HDLを下げないオサイン酸の多い油(オリーブ油など)が
お勧めです。
4、HDLを上昇させる作用があるDHAやIPAが多い
サンマ・イワシ・ブリなどのいわいる青魚を
週1回以上取ると良いと言われています。
5、適量のアルコール(日本酒で1日1合以下)は、
HDLを上げる効果があります。
しかし、多量の飲酒は逆にLDLを上昇させます。
★コレステロールを多く含む食品
肉類
鳥の肝臓(レバー40g)・・・148mg
豚の肝臓(レバー50g)・・・125mg
卵
鳥の卵(全卵1個)・・・214mg
魚介
アンコウ(肝50g)・・・280mg
スルメイカ(1/2杯150g)・・・304mg
ウナギの蒲焼(100g)・・・230g
子持ちガレイ(1切れ150g)・・・154mg
マダコ(75g)・・・113mg
ワカサギ(中2尾50g)・・・105mg
お菓子
カスタードプリン(1個120g)・・・168mg
◇食べ過ぎこそ、危険!!
血液中のコレステロール値が気になる人は、
コレステロールの多い食品を控えるよりも、
体内のコレステロール合成を促進する
「エネルギー過剰(食べすぎ)」に気をつけたほうが
効果的です。
また、運動不足やストレスなどもコレステロール値が
増加に影響すると言われています。
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